マルメロとは?

出典:PREZO
 

 マルメロはバラ科マルメロ属の落葉高木に実る果実です。セイヨウカリンと呼ばれることもあり、黄色くて洋ナシ型のゴツゴツした形が特徴的です。原産は中央アジアのイランやトルキスタンで、日本へは江戸時代に伝来されたと記録されています。
 日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たりが良好な場所を選びます。
 水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。

マルメロの栄養と効能

 マルメロにはビタミンや食物繊維の他、鉄、カリウム、マグネシウムなどさまざまな栄養素が含まれます。抗酸化作用が高く、免疫力を高める効果が期待できることから民間療法のように「のどの痛みにはマルメロ」と、古くから風邪予防などにも活用されていました。

近年はマルメロの種に含まれるクインスシードエキスの高い美容効果が注目されています。クインスシードエキスの高い保湿性が肌に潤いを与えるとされ、化粧品などに用いられています。

マルメロの旬

 マルメロの果実は9~10月頃に実ります。これらの果実が成熟しきるのが約1ヵ月後です。マルメロは収穫後はすぐに市場に流通するため、10~11月頃が旬の時期と言えるでしょう。特に生産が盛んなギリシャなどでは、マルメロは秋の味覚として広く知られています。

マルメロの生産地

 日本で最も多くマルメロを生産・出荷しているのは長野県です。その他、青森や秋田など比較的寒冷な地域で生産されています。

日本最北端の北海道でもマルメロが栽培されており、北斗市ではマルメロが特産品になっています。北斗市と言えば「怪しいゆるキャラ」としてSNSで話題になったずーしーほっきーが公認ゆるキャラとして知られています。

美味しいマルメロの見分け方

 よく熟したマルメロを選ぶには、以下のポイントをチェックしてみてください

  • 皮に傷のないもの
  • 茶色っぽく変色していないもの
  • 緑色の部分が少ないもの
  • 匂ってみて香りの強いもの

マルメロは、よく熟したものほど強く香ります。その香りは豊潤で爽やかさが感じられ、古代ギリシャでは口臭を甘く爽やかにするためにマルメロを食べていたそうです。
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冷え性を改善する食べ物

出典:大正製薬
 

冷え性改善につながる食べ物は?体を温める効果のあるスパイスを味方につけよう
冷え性改善の食べ物1:ショウガ

 体を温めるスパイスとして最もポピュラーなのがショウガです。生のショウガには発汗を促す作用が、干したショウガには体を芯から温める効果があります。冷たい飲み物が苦手という人にもおすすめなのが、普段の飲み物に少量のショウガを加え、5分ほど煮て作る温かい飲み物です。

特に、紅茶とショウガの相性は抜群で、そこにシナモンを加えるとより一層温め効果がアップします。シナモンは振りかけて使えるパウダータイプもたくさん市販されていますから、手軽に冷え性改善につながる飲み物、ジンジャーシナモンティーを作ることができます。甘みがほしい人は、はちみつを加えるのもよいでしょう。

自分で簡単に作れる!「干しショウガ」

体を芯から温めたい時は干しショウガを、発汗を促したい時は生のショウガを入れるのが最適です。干しショウガは自宅で簡単に作れるので、常備しておくと便利です。

【作り方】

  • 薄切りにしたショウガをザルなどに重ならないように並べる
  • 半日ほど陰干しにする
  • 蓋つきの瓶に入れて保存
冷え性改善の食べ物2:ヒハツ

 古代インドの健康法である「アーユルヴェーダ」では、ヒハツはなくてはならない重要な薬草の一つです。主に交感神経を刺激するスパイスで、気分をシャキッとさせてくれます。また、ヒハツに含まれる「ピペリン」という成分には血管を広げる効果があります。そのため、血液の流れがよくなり、血行が促進されて、冷え性の緩和にも役立ちます。

ヒハツはコショウと同様に乾燥させて粉末にし、スパイスとしてよく利用されます。ヒハツとよく似たスパイスであるブラックペッパーや、唐辛子などの香辛料には、体を温める効果があります。筋肉量が少なく、基礎代謝が低下している「加齢・筋肉量減少」タイプの人こそ食べ物や飲み物に積極的に取り入れましょう。
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柿の皮で栄養満点手作りチップス

出典:小泉武夫マガジン

 

 柿の代表的な栄養は、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB群、βカロテン、タンニン、ミネラルなどが挙げられますが、なかでもビタミンCの含有量は、100g当り70mgと豊富。レモン(全皮)は100g当り100mg、キウイフルーツは100g当り69mg、いちごは100g当り62mgと、ビタミンCが豊富といわれている他の果物と比較してみても含有量が高く、柿1個で1日のビタミンCがほとんど摂取できてしまうのです。

そして、柿は実より皮のほうの栄養価が高いことはご存知でしょうか。

柿の皮のあざやかな橙色は、βカロテンによるもの。βカロテンは、体内でビタミンAに変化します。ビタミンAは、丈夫な皮膚と粘膜をつくるために欠かせない栄養素。美肌のためにも、しっかり摂りたいビタミンです。

柿の皮を食べる機会は少ないですが、これを機に皮ごとおいしくいただきたいものですね。

柿の皮のチップスは、柿を食べる際に出る皮を取っておき、レンジでカリッとするまで乾燥させれば簡単に作れます。ぜひ、作りたてのカリッと感を楽しんでみてください!

柿の皮チップスのレシピ

【材料】
・柿の皮:適量
・塩:少々

【作り方】
1./柿をむいて、皮を用意する。
2./耐熱容器などに皮がかぶらないように並べていく。
3./500wの電子レンジで5分ほど、裏に返して3分ほど、すこし焦げ目がついたぐらいが目安。
4./レンジから取り出して5分ほど冷まし、仕上げに塩をまぶして完成。

 

ヤマザクラ(山桜)の育て方

出典:リンネの庭
 

ヤマザクラ(山桜)の特徴

 ヤマザクラ(山桜)は日本に自生する10種(カンヒザクラを含めると11種)の野生桜の一つで、日本のみに自生する固有種です。

ソメイヨシノが花のみで開花を始めるのに対して、ヤマザクラは赤みを帯びた新芽とともに薄紅色の花を咲かせます。

野生種のため花色・開花時期などに個体差があるものの、白~薄紅色の花色で、ソメイヨシノより少し遅れて開花を始めます(温暖地では3月下旬~4月中旬)。

ソメイヨシノが江戸後期に作出され明治期に花見の主流となるまではヤマザクラが花見として観賞され、古くから親しまれてきた桜の一つです。

本州や四国の標高の高い地域では、花が少し大き目でやや紅色が濃いヤマザクラが自生していることがありますが、これは冷涼地を好むオオヤマザクラ(大山桜:Cerasus sargentii var. sargentii)の可能性もあります。

ヤマザクラ(山桜)の増やし方

サクラの仲間は園芸品種も多いため「接木」「挿し木」で増やしますが、ヤマザクラは原種なので「種まき」で増やすこともできます。

接 木

桜の代表的な増やし方です。時期は2月末~3月に行います。台木を用意し、増やしたい品種の枝(穂木)を台木に切り接ぎします。

まず穂木に十分水を吸わせるため、数時間から1日間水につけます。

良く切れるカッターやナイフで台木に切れ込みを入れ、穂木も斜めに切り直します。

切り口が乾かないうちに、穂木と台木の形成層を合わせて繋げ、接木テープで固定します。その後、穂木が乾かないように透明ケースやビニールで覆います。

挿し木

時期は5月下旬~7月上旬あたりに行います。その年に伸びた枝(新梢)から挿し穂を作ります。

新梢のうち、未熟な先端部分の枝と木質化しかけた根元部分を除いた部分の枝を使います。枝の太さは3~5㎜程度が適当です。

なお新梢を選ぶ場合、木質化した枝は樹を傷めることがあるため避け、接木の場合があり根元の新梢は別のサクラの可能性があるため避けた方が良いです。

葉が3枚毎に枝をカットし、良く切れるカッターやナイフで下側切り口を給水しやすいように斜めに切ります。その後挿し穂を数時間水につけて給水させます。

挿し穂の一番下の葉を取り除き、残った2枚の葉は、蒸散を抑えるため半分に切ります。

鹿沼土細粒か赤玉土細粒のような清潔な土を準備し、水をかけて湿らせた後、挿し穂を土に挿します。発根剤などを使うと成功率が上がるのでお勧めです。

ビニールなどで覆い保湿しつつ、日陰で水を与えながら管理します。

種まき

サクラの種は自然環境下では春から発芽します。

種まきは5月~6月あたりに果肉を洗い落として採種したものをそのまま撒くか、秋~冬まで乾燥させないように保存して11月~翌2月(寒い地域は2月に)に撒きます。

種は乾燥すると発芽できなくなることがあるため、湿らせたキッチンペーパーなどで包み日陰で乾かないように保存するか、湿らせた土(または腐葉土)などに埋め込んで保存します。

種を撒く場合は、育苗トレーやポットなどに赤玉土:バーミキュライト=8:2の用土を入れて種を撒き、1㎝程度覆土してからたっぷりと水を与えます。

発芽するまで明るい日陰に置いて、発芽後本葉が2~3枚まで育った頃に1株ずつポットや鉢に植え替えます。

移植後1~2週間までは日陰に置き、以降は陽当たりの良いところで苗を大きく育てます。

 

山菜の促成栽培

 

 山菜の促成栽培が盛んな新潟県魚沼市の旧堀之内町地区で、タラの芽の出荷が最盛期を迎えている。

 促成栽培は、タラの木を畑で半年かけて育てた後、約15センチ間隔の「駒木」に切り分け、農業ハウス内で1カ月ほどかけて芽を出させる。野生のタラの芽の収穫は雪解けの4~5月ごろに限られるが、促成栽培は12月中旬から5月初めまで収穫でき、品質も安定するため料亭などで重宝されるという。

 最も高級な全長5センチほどの「L寸」は、京都や大阪の市場に出され、卸価格は平均で1キロ6千円程度にもなるという。旧堀之内町地区の農家、渡辺公一さん(72)は「手間はかかるが、小規模のハウスでつくれて収益性も高いので、雪国にはぴったり」と話す。

 旧堀之内町を含むJA北魚沼(同市)管内では、約60軒の農家がタラの芽、うるい、ふきのとうの促成栽培に取り組んでいる。2018年度は計約57・5トンを販売した。
 側芽を主体に収穫するタラノメの促成栽培は、採取した穂木を貯蔵し、11 月から翌年5月にかけて順次伏せ込んで生産するが、春期の伏せ込みでは穂木の貯蔵期間が長くなるに従って収量が低下することが問題となっている。

 山形県は日本一のうるいの出荷量
うるいはもともと湿地に自生する山菜ですが、山形県では冬場の農閑期の収入源として「促成栽培」されています。「促成」とはビニールハウスで暖房器具などを使って保湿や加温を行い、露地での栽培よりも成長や収穫、出荷を早める栽培方法のことを言います。山形県のうるいの出荷量は147トンで67%と断然トップを占めています。

 鶴岡市羽黒地区で稲作している丸山良治さんは農家の仕事をして40年。稲作をしていない冬場、10年前から「プチヴェール」、そして5年前からこの「うるい」を栽培しています。「うるい」の栽培のきっかけは、近所で「うるい」を10年前から栽培している丸山吉郎さんに栽培方法など聞いて自分もやってみようと思ったからだそうです。
 
 早速、丸山良治さんのビニールハウスに連れて行ってもらいました。外はまだ色のない季節ですが、ハウスの中はプチヴェールの濃い緑とうるいの淡い緑が一瞬にして春を連れてきたように出迎えてくれます。まず、驚いたのはうるいの根元をみると土ではなく一面籾殻なのです。この籾殻、実は適度な湿度と温度を保つのに効果的であるといいます。

 行者ニンニクの栽培方法と出荷
山菜である行者ニンニクはゆっくりゆっくり育ちます。
種まきから収穫まで8年!栽培法はイラストのとおり。
 山菜なのであまり手がかからないイメージでしたが、休眠等植物の生理的なシステムを利用して促成栽培するため、細かい温度管理が施されます。
 多文さんは行者ニンニクのみで農業経営をされています。当初は、稲作でしたが徐々に切り替えて30年。研究会の中でも行者ニンニク栽培の先駆者のお一人で、マニュアルのない中、メンバーと共に少しずつ栽培技術を向上させてきました。
 朝日地区は、行者ニンニク促成栽培の技術を全国でもいち早く積み上げ、流通商品として出荷するようになりました。東京の太田市場ではトップシェアを誇ります。
 出荷のためには1本1本水洗いし、根を切り、外皮を取り除きます。出荷作業は1日がかりで、そのうち半分がこの水洗い作業に費やされます。
ハウスの中は温かいとはいえ、外は氷点下。
 多文さんは「水仕事は辛くて泣きたくなる」と冗談めかしておっしゃってました。
奥様と二人で50gずつパック詰めし、多い日には約300パック以上出荷しています。

 

ミヤマイラクサ アイコの増殖方法と育苗栽培

出典:農業広場
 

  • 増殖は、実生、挿し芽、株分けの3とおりの方法があります。
  • 大量増殖には実生繁殖が適します。
  • 実生繁殖では3年、株分けや挿し木繁殖では2年の養成が必要です。
「実生繁殖」

  • 種子が稔実する時期は、山形県では10月下旬です。
  • 種子が飛散する直前に採取し、ただちに播種します。種子が過乾燥すると発芽率が極端に低下します。未熟気味の種子(青みが残る種子)でも十分発芽します。
  • 播種後、自然の低温を受け、地温が上昇する翌年の春に発芽をはじめます。
  • 種子を保存する場合は、0~5℃の冷蔵庫で乾燥しないように密封します。保存期間が30日以上になると種子の休眠がなくなります。休眠が覚醒すると低温でも発芽しやすくなるので注意が必要です。
  • 播種床は翌年度の管理作業を考慮し、日陰の圃場を選びましょう。
  • 播種床には、あらかじめ、堆肥を1a当たり150kg、基肥として、チッソ成分で1.5kgの有機質肥料を施用して準備します。
  • 播種は条播し、間隔は10cm、ベッド幅は作業性を考慮し、100cmが一般的です。
  • 本畑1a当たりに必要な苗床の面積は3㎡程度です。
  • 播種後は種子が隠れる程度に覆土し、軽く鎮圧後、播種床が乾燥しないように日除け資材で被覆します。
  • この状態で越冬し、翌年の6月上・中旬に、チッソ成分で1.5kgの有機質肥料を追肥します。
  • 翌春、発芽後に株間5cmに間引きます。間引いた株は補植用として活用できます。
  • 育苗圃が日向の場合は、遮光率70%程度の資材で日除けします。夏期に苗圃が乾燥する場合はかん水が必須です。
  • 定植時期は通常は10月です。翌春になる場合は早春に定植してください。
「株分けの場合」
  • 株元に多くの芽を形成します。そのため、多くの苗を確保することができます。
  • 1株に5個程度に芽が着いた状態になるように分割してください。1芽分割も可能ですが、さらに1年間の株養成が必要になります。
  • 定植時期は10月が基本ですが、翌春になる場合は早春に作業を行ってください。
定植・定植後の管理
  • 定植圃場は、排水が良いことが前提です。
  • 弱光化でも良く生育します。夏季に高温で乾燥しやすい地域では、遮光率70%程度の資材で日除けを行います。ただし、夏季冷涼な中山間地域では遮光は必要がありません。
  • 遮光が強すぎると雑草は繁茂しにくくなりますが、茎立ち数の減少など、生育は、逆に不良になる傾向があります。
  • 栽植距離は、うね幅100~120cm、株間20~30cm、1~2条植えです。
収穫

  • 定植2年目の春から収穫することができます。
  • 収穫は、伸びた若芽が20~30cm、本葉2~3枚が適期です。収穫期間は、やや遮光を強くすると葉の展開が遅くなり、充実したものを収穫することができます。
  • 充実した株からは、収穫につれ、次々と芽が伸長してきます。株当たり2、3本を残すと、次年度も収穫を継続することができます。
  • はさみ等で収穫し、100~300gに結束して出荷します。
  • 収量は、株養成の程度によって異なりますが、おおむね1a当たりで50kgです。

 

健康の古い常識をアップデート

出典:News123

 

2024年1月6日の日本テレビ系列『世界一受けたい授業』で紹介された、「健康の古い常識をアップデート」
を紹介します!

ビタミンC

 1970年ノ―ベル化学賞を受賞されているライナスポーリング博士が、『大量のビタミンCを摂取することで風邪が短く、症状が軽くなる』と発表。
ビタミンCが風邪予防に効くと考えられるようになりましたが、実は、風邪予防に効果がないことが、2013年イギリスで明らかになりました。
 東京大学客員研究員で医師でもある柳澤綾子先生によると『ビタミンCを摂ると少しだけ、風邪を引いた後に、風邪の期間が短くなるという報告があるのですけれど、予防や(症状を)軽くするといったことにはどうも意味がないという研究結果が出ています。
 これまでは風邪にはビタミンCでしたが、現在では風邪予防にはガムにアップデートされています。
 ガムには、なぜ、風邪予防効果があるのか、順天堂大学の小林博之先生の研究によるとガムは噛んでいる間「IgA」というウイルスの侵入を防ぐ抗体を含む唾液の分泌を促進し喉を保湿できます。
 冬場は特に乾燥していて、ウイルスが空気中に飛びやすく、まん延しやすいのですが、ガムをかむことで出た唾液がウイルスの侵入を防ぐ役割を果たしてくれます。
 飴やタブレットなどでも喉を保湿することはできますが、ガムは咀嚼することで唾液を常に出し続けることができるという点で有効です。
他にも、うがいができない、外出時などの予防にもオススメです。

ひじきに鉄分はほぼない

 これまでは、貧血には鉄分が多いひじきが有効と言われてきましたが、現在では、ひじきには鉄分がほとんど
ないことが判明!
 2015年文部科学省は、ひじき100gに含まれる鉄分が、65年前に比べおよそ1/9に減少していると発表。
ひじきのミネラルや食物繊維は昔と変わらず豊富なのですが、栄養素として計測されていた鉄分は、実は工場でひじきを作る際、茹でる工程で使う鉄鍋から溶け出した鉄分をひじきが吸収していることが分かりました。
 現在では、手入れが簡単で、衛生的なステンレス鍋が普及した為、国内産ひじきの鉄分の減少につながっていました。
不足しがちな鉄分を補うため、寒いこの時期にオススメなのが、アサリを使った豆乳クラムチャウダーで、アサリは、肉や魚の赤身に多く含まれるヘム鉄と野菜などに多く含まれる非ヘム鉄の両方を効率よく取ることができ、さらに牛乳の代わりに、鉄分の含まれた豆乳を使うことで、貧血予防の効果がアップします。
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毎日りんごを1個食べた結果に驚き!!

出典:Lani

 

りんご繊維が発ガン物質を排出
抵抗力を高める

 甘酸っぱくて歯応えもよく、果物の中でも人気のあるりんごですが、実は、栄養もたっぷりで、『りんごが赤くなると医者が青くなる』と言われるほどなんです。

そこで今回は、そんなりんごを1日1個食べたら、どのような結果になるのかを紹介!

おいしいりんごの見分け方や食べ方のコツも解説しちゃいますよ。

りんごに含まれている栄養素は?
りんごポリフェノール

りんごポリフェノールは、りんごに含まれている数種類のポリフェノールの総称。

その中でも、6割を占めているのが『プロシアニジン』。

生活習慣病の予防やアンチエイジングの効果あるんだとか。

この『プロシアニジン』は、さまざまあるりんごの品種の中でも、ふじや王林にやや多めに含まれていると言われています。

カテキンがいくつか繋がった構造をしていて、さまざまなポリフェノールの中でも特に強い抗酸化作用があるんだとか。
りんごポリフェノールを効率よく摂るには、皮ごと食べましょう。

食物繊維

りんごには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維はバランスよく含まれています。

不溶性食物繊維の『セルロース』や『レグナン』は、腸内の水分を吸収して膨らみ、蠕動運動を活発に。

その結果、便通が促されるんですって。

また、水溶性食物繊維の『ペクチン』は、腸内でゲル化し、便秘の時は便を包み込んでスムーズに排出!

反対に下痢の時は、ゼリー状の膜になって腸壁を守ってくれるんだとか。

それ以外にも『ペクチン』には、糖質の吸収を穏やかにして、食後の血糖値の急上昇を防ぎ、インスリンの分泌を抑制する作用があります。

コレステロールの吸収を抑制する働きもあるので、生活習慣病の予防に効果的なんですよ!

わたしたちの身体にたくさんのうれしい効果を与えてくれる『ペクチン』は、りんごの皮に多く含まれています。

皮を剥いて食べる人が多いかもしれませんが、皮ごと食べるのがおすすめ!

また、加熱すると皮に含まれるペクチンになる前の成分『プロトペクチン』がペクチンに変化するので、生で食べるよりも多くペクチンを摂取することができます。

しかし、加熱をすることで、ポリフェノールやビタミンは減少…。

整腸作用を優先したい時は、加熱調理がおすすめですよ!
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ゼンマイの増やし方

出典:石川県林業経営課

 

林床の活用による山菜等の栽培技術

 人工繁殖の方法

(1)分株移植栽培法
 山野に自生する来生の株を1株に分けて移植する方法で具体的には次のような方法で行なう。

移植の適期

 シダ植物は四季いつでも移植できるが、最適の時期は入梅期である。この時期は、滞水による根腐れを起こさないような排水対策以外に、例えば寒暖に対する措置など他の時期に必要とする手数を要しない。
 自生株の中から形質が良く、勢いのよいものを選んで、その株の少し離れた周囲をていねいに堀る。この場合、できるだけ細根を沢山つけるようにして堀り採るようにする。
 また、持ち帰った株はすぐ植えることが必要である。なお、ゼンマイの生育停止期(10月中旬-3月中旬)に移植する場合、融雪時期では気温、地温が急上昇したり、作業の適期を失することもあるので、この場合、秋期菓が枯れてから行なうほうがよい。

(2)胞子繁殖栽培法
 寒天を培養基とする→純粋培養又は水ゴケ等を利用する粗培養による方法である。
 まず、ゼンマイの胞子を用意しなければならないが、胞子は完熟してあまり日時の経過しないものを選ばなければならない。特にゼンマイはシダ類の中でも寿命が短かく、一般的には常温で1週間と言われている。
 山採りの場合は、完熟して胞子が落下しないうちに採る必要があり、胞子葉の外観が半分以上緑が残っている状況のとき採れば確実である。
 採った胞子葉は、紙袋等に入れ日陰干しをし、乾いてから軽くもみ、胞子のうから胞子を飛び出させる。
 なお、紙袋の中の茶色の小粒は胞子のうであり、胞子は緑色の粉状を呈し、使用する場合はこの胞子のうやゴミを取り除いて胞子だけとする。
 まき床は、へゴ材の小さく切ったものや、イワヒバの根茎を適当に切ったものが使われることがあるが、一般的には水苔が無難である。(栽培試験ではバーミュキライトが良く発芽するものの、その後の生育では水苔が良好であった。)異物を除去した新鮮な水苔を素焼鉢につめるが、ゼンマイの場合は、やや固くつめて湿気を多くして鉢のヘリが5cⅡlほど残るようにする。これをガラス蓋(シャーレ)で覆い、そのまま30分-1時間蒸気滅菌を行なう。滅菌を終ったものは、自然に冷却させ、その後蓋をとり水苔の上に用意した胞子を播く。播き方はあまり落とさぬように、むしろ少な目にして脱月旨綿に胞子をつけ、鉢のヘリに軽くたたいて落とす。播き終ったならば、再び元のガラス蓋で覆って、別に用意した水盤の中に浸す。ガラス蓋は、雑物の入るのを防ぐと共に、蓋の裏面に出来た水滴が、やがて発生する前葉体の上に落ちて受胎時の媒体として役立つ働きをもつ。
 胞子を播き終えた鉢は、直射日光を避け日当りの良い所に置く。胞子の発芽は播いてから10日ぐらいから始まり、1か月以上になるとぼつぼつ緑色の前葉体が見え、早いもので5か月くらいで第一菓を生じるものもあるが、普通1か年を要する。
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小さくてもオオナルコユリ

出典:千葉大学 花卉・苗生産部

 

風水では人間関係や家庭運を良くする効果

 花卉・苗生産部では、数年前からオオナルコユリの播種を行なっています。多い年には40万粒以上播種したことも。

オオナルコユリは、宿根草しての観賞性もありますが、山菜としても利用されています。若芽がアスパラガスのような味と食感です。天ぷらやおひたしにすると、それは絶品です! 根は民間薬としても古くから滋養強壮、強精薬として利用されてきました。江戸時代には、すでに黄精が今でいう健康食品として、ブームが起きていたようです。

 そんな良いところばかりの植物ですが欠点も・・・。それは、生育が非常に遅いこと。土を掘って根茎を観察すると、1年にわずか数cmしか伸びていません。山菜として山採りされたり、株ごと持ち去られたりしてしまうと、なかなか回復せず、個体数もどんどん減ってしまいます。

 であれば、種子で大量に殖やそうと秋に果実を収穫し、果肉を洗浄して播種すると、翌春には発根はしてきますが発芽はせず(上胚軸休眠)、さらに翌年の春にならないと芽が出てきません。発芽までに2年! 下の画像は、3年生の株です。秋になり地上部が黄色くなってきました。

 地下部を見ると、3つに分かれています。わかりますか? 
大きく生長するまでに、かなりの時間がかかる植物ですが、毎年数十万粒の種子を播いて株を育てて行くと、数年後には・・・。せいぜい数ヶ月が勝負の野菜や花卉生産と比較すると、また違った時間軸での新たな農業ビジネスの展開ができるのではないかと考えています。

風に揺れる鈴のような花を楽しむのもいいけれど、増やして食べて見たい極上の山菜、オオナルコユリ
 オオナルコユリが 種まきから2年越しで芽が出ました。
2年前に 八尾の方から 種をいただき今年 やっと 芽が出ました。
オオナルコユリの若芽は 「山のアスパラ」と言われています。
(私は まだ 食べたことはないのですが)
食べられる大きさまでなるには あと数年ということです。