ツルニンジン栽培情報

 

 食用とすることによりガン予防や初期のガンでは消失した例も多々あります。私は肺ガンが1cmぐらいのと点々と出来ているガン患者にツルニンジンを3ヶ月毎日1日20gを目安に食べ続けてもらいました。
その結果、1cmのガンは石化し、小さいものは消失したということです。とても喜ばれました。

かかって来た電話の男性は、僕は人の胃ガンを直しました。と、断言されました。その他、様々な情報が全国から寄せられますが、その薬効に驚くばかりです。

薬効:新陳代謝の増大・強壮・強精・白血病造血作用・夏ばて・ガン(特に肺ガンの特効薬と言われている)・腰痛・視力回復・高血圧・低血圧・糖尿病等々。特に肺・大腸・消化器系ガンに効き、またガンになりにくい体質づくりに効果を発揮するといわれています。 (タキイ種苗より種も市販されており抗癌作用のある驚異の漢方薬草と紹介されています。)

『ツルニンジンは肺ガンに特に効果的なばかりか、慢性肝炎・糖尿病にも効果がある』と記事もあります。 その他高血圧・中性脂肪の減少(天然ツルニンジンに多量に含まれるサポニンは体脂肪を燃焼させる働きがあるからだということです。)、便秘・アトピー性皮膚炎の改善・ヘルニアの特効薬・吹き出物等に効き肌にうるおいを与えてくれるなど、また更年期障害等に効果があるとの報告もあります。

ざまざまな情報は南は大隅半島から北は北海道大雪山から寄せられます。もっとも驚いたのは死にそうな人がツルニンジンを食べて1年後に出会った時に見まがう程元気になっておられたという話もあります。以上のことは、当方に電話がかかって聞いた人の話を直接聞いたものです。書物に記載されているものもご紹介しました。

主成分はサポニン・食物繊維・炭水化物・ビタミンB群・蛋白質・ビタミンE・ミネラル等で、特に天然ツルニンジンに多量に含まれるサポニンには体脂肪を燃焼する働きがあり、肥満、生活習慣病などで悩んでおられる方にも朗報ではないでしょうか。

*ツルニンジンは天然の植物であり医薬品ではありません。

身近な体験談 81歳(平成15年)のわたくしの母のことで恐縮ですが、昨年7月に盲腸の手術をし、一応順調に回復はしてきたのですが、やはり体力の衰えが著しく疲れ易くなっていました。叉、足とくにひざの関節痛になやまされ『バンテリン』を塗布していました。座った状態から立ち上がるときも痛みと筋肉の衰えもありものにつかまっても立ち上がるのが大変でした。ところが、このツルニンジンの根を食べはじめて2週間くらいですが、机につかまることもなく自力で片手をかるくつくだけで立ち上がるようになり、本人も驚いています。また、排尿、排便も以前は出かけるときは着替えを持って出かけなければならなかったのが、その心配もなくなりました。そのせいか意欲的に毎日を過ごせるということです。1日に20gづつ天ぷらか生で食べています。高齢の方にとくに効果が顕著なのかと驚くばかりです。

現在、母は87歳になりました。(平成21年7月現在)身体はすっかり元気になり、立ち振る舞いも以前より素早く出来るようになりました。毎週毎週私の助手として、山にツルニンジン採取に出かけております。また、そのことが結構楽しくて生き甲斐になっているようで、いい運動になりますし一石三鳥ぐらいの効果はあると思います。

苗の植え付け方法

買われた苗は、プランターに植えられる場合は、10cm間隔ぐらいで土は頭部が1cmぐらい隠れる程度に覆土して下さい。
用土は赤玉土、山砂、桐生砂など、排水の良いものを用います。腐葉土は1~2割入れればいいと思います。沢山入れると夏に発酵して根を痛めますから。底には洗い軽石かなにかを2cmぐらい敷いてください。

畑に植えられる場合は、半日陰で土地が少々湿ったところが適当かと思います。土質は経験によるとマサツチのところもあれば粘土質のところもあり、泥のような場所にも生えていますので、一概に言えないと思います。逆に言えば、いかなる土質でも気に入れば彼らは元気に育つということです。

ただし、嫌地現象が激しいので、プランターで植えられた場合は植え替えのとき、必ず新しい用土を使用してください。

肥料は栽培する場合は、有機無農薬という事で鶏糞を使います。

私は秋に種を採取して、そのまますぐに播種するか、4月ぐらいまでに播きますが、すぐに春は発芽しますからそのころに液肥の千倍液を週に1度くらい与えます。何しろ、小さな種なので、胚乳もほとんどないに等しいので、肥料が必要だと思います。

(過去に私が栽培を試みた体験談)
私も今年はこの苗を畑に植えて栽培してみたいと思っています。昨年、『タキイ種苗』の種子を腐葉土と赤玉土の混合したものに播きましたが、5~6本しか芽が出ず、しかも夏の暑さで途中で枯れてしまいました。それでも、今年の春芽が出るかもしれないと思ってそのままにしております。ツルニンジンの種は羽が付いたような形で胚乳の部分がとても小さいので、発芽が難しいのではないかと思います。昨年の秋、自分で自然のものを採取し保存しておきましたが、少し寒かと思ったのですが、いつまでも乾燥状態でおいておくと種子が死んでしまうのではないかと思い、2月11日思い切って播いてみました。
箱にびっしり厚播きしました。上に新聞紙を掛けて乾燥を防いでいます。また順次生育の様子を掲載したいと思います。
ツルニンジンの種子は熟すと果実の先が割れて風に吹かれて飛んでいくようです。ただし、割と親株の近くに落下することが多いのではないかと思います。その証拠にツルニンジンは3~4m四方に固まって生育していることが多い気がします。私としては将来ツルニンジンの栽培は十分に可能で農薬散布などしなくても良く育つのではないかと期待しています。薬効・有効性を考えたとき栽培品としての将来性があると確信しています。私の無農薬有機栽培の畑でも栽培したいのですが、障害はイノシシが出るということです。荒らされたら一晩のうちに平地にするほどの力があるイノシシのことですから。
もっとこの植物の限りない有用性が世間の人たちに認識され利用されるようになれば、みんなもっと健康に暮らすことができると確信しております。また、今年一年春から秋までツルニンジンとの格闘が始まります。健康に十分に留意して頑張らなければと思います。それほど、値打ちのある植物なのですから……。 

自分で播種し、ツルニンジンの栽培を試みる。


平成15年2月10日撮影。
昨年の秋、採取してあったツルニンジンの種の入った花の枯れたもの。中には羽が付いた長さ4mmぐらいの種子が無数に入っており、山では風が吹いて揺れるたびにどこかに飛んで行っていました。まだ、少し残っていそうなものとか、ボチボチ熟すだろうと思われる花を採取してきて、陰干しにしておきました。花の中心が3つに割れているのが確認できると思います。種子の量は2立方センチメートルくらい取れたのですが、中には完全に熟していないものもかなりありました。熟したものは、ゴマ粒くらいの大きさ胚乳が付いているのですぐに分かります。
上記したとおり2月11日に思い切って播種しました。2週間ほど新聞紙で覆い、上から水をかけました。1ヶ月ぐらいすると小さな双葉が確認できました。2か所にまいたのですが、1か所は少し日当たりのよいところ、もう1か所は北側であまり日のあたらないところに同量ずつまきました。

平成15年4月5日撮影。
双葉もかなり大きくなり、確実にこれらの芽はツルニンジンの芽だと確信しています。なぜなら昨年タキイ種苗より購入し、まいたときに発芽した芽と同じだからです。やはり、圧倒的に多数の種をまいたこともあり沢山芽がでています。なにしろ地面が白く見えるほど厚播きしたのですから。でも、良く見るとまだまだ発芽しかけの小さな芽も沢山確認できます。これは日当たりのよい方のツルニンジンです。日当たりの悪い方は5~6本しか発芽しませんでした。やはり、日当たりがよい方がよいのでしょうかね。これからも、時期を追って発育の段階をご紹介していきたいと思います。まだ、肥料はやってません。何の肥料を与えようかと迷っていますが、やはり有機栽培ということで鶏糞かなにかを与えようと思っています。土は山より取ってきた土を使用しました。
後日ご紹介したいと思いますが、昨年播いたツルニンジンの苗が2~3本発芽しているのを確認しています。葉は写真のものより大きいです。

平成15年4月5日撮影。
昨年採取したツルニンジンの芽生え。左が日当たりのよいところにあるもの。右が日当たりのあまりよくないところに置いてあったもの。これだけの差があります。今(4月26日現在)では日当たりの悪いところのものも、急に伸びてきて、ぐるぐるあたりに巻き付き始めています。たぶん、太陽の傾き加減で日がよくあたるようになったためだと思います。新情報として、今年のツルニンジンとの初めての出会いが、4月23日でした。まさか、こんなに早く見つかるとは思っていなかったのですが、他の草がまだ茂っていないこともあり、ツルニンジンのツルが2本、20cmほど伸びているのを発見しました。やったーと思いクルマから飛び降りていつもの専用のクワを取り出し、掘ってみたらなんと20年ものと思われる位の大物でした。また、今年も楽しいツルニンジン探しが始まったのですね。

平成15年4月27日撮影。
前回播種して芽生えたツルニンジンの写真。まだまだ肥料は与えてません。が、ぼちぼち鶏糞を与えてみようと思います。植え替えの予定は今のところないのでこのまま育てて行こうと思います。

平成15年7月26日撮影。
今年播種したツルニンジンの幼苗。肥料として鶏糞を少々施肥しました。かなりツルらしきものも出てきて、この時期(播種して半年ぐらい)に植え替えると良いという説もありますが、秋まで待とうと思っています。

平成15年7月26日撮影。
昨年タキイ種苗より購入したツルニンジンの苗。一袋で4~5本しか育ちませんでした。やはり、植え替えは秋以降にしようとおもっています。山で採取したものと全く同じものだと思われます。秋に掘り採るのが楽しみです。

平成15年10月6日公開の山野草・薬草をひたすら食す!のHPに紹介しているツルニンジンの白花がとても珍しくこちらのHPにも掲載しました。

平成16年1月6日に播種したときの様子。写真左は播種したままで覆土していない状態。白くゴマのように見えるものが、ツルニンジンの種子です。沢山採れたので発芽率も良くないだろうと思いかなり厚播きしました。写真右は腐葉土を軽く覆土した状態。水やりや風等で移動しないように固定する意味で覆土しました。

平成16年5月3日撮影。写真上左は今年播種したツルニンジンを接写した写真。これはその中でも割と順調に生育したものを撮ってみました。厚播きしたので驚くほど密になりましたが、その中でも飛び抜けて大きく成長したものと依然として小さいままのものが混在しています。この違いは遺伝によるものかもしくは環境によるものか。残り2枚の写真は密生しては発芽している状況です。やはり思った通り厚播きし過ぎました。多分、この後立ち枯れなどの被害が出ることが予想されます。

平成16年6月28日撮影。写真上2枚は5月22日にやはり立ち枯れ始めたので植え替えてみました。写真した2枚は平成15年に播種したものです。かなりしっかりして来てツルも少し伸びています。

平成16年8月31日撮影。写真上左は今年播種して立ち枯れたので間引く形で残しておいたもの。従ってこれは植え替えはしていません。既に少しツルが伸びたようなものも見かけられます。写真上右は、山で採取して来たツルニンジンは赤玉土とバークを混ぜた土で保存しています。地上部は全部切り取るのですが、保管している状態でも新芽を出してきます。新芽を出さないものも元気で地下茎は生きています。写真下2枚は今年播種したもので葉が6枚くらいしか無いのに先にツボミを付けたものが1本だけありました。また、これが開花した状況を掲載したいと思います。私が思ったよりも早い時期に花を咲かせることが出来るようです。

平成16年8月31撮影。昨年山で偶然発見したシロバナルツニンジン(平成15年10月6日に開花したものを発見)が、今年も咲きました。だけど、昨年に比べ1ヶ月早く開花したことになります。このシロバナは豊平の母の所に置いているので採取場所と比較しても気温差はほとんどないと思います。今年の秋はオミナエシ、ワレモコウなど秋の花々も1ヶ月くらい早く開花しているような気がします。キノコに関しても山のあちこちに発茸しており前回も驚いたのですがかなりの量のキノコが今年は収穫できそうな状況です。このシロバナのツルニンジンの種子を播種して果たしてまたシロバナが咲くのか否か楽しみにしています。今の所私は2株保有しています。

平成19年秋に枯らしてしまいました。残念です。申し訳ありません。

栽培方法についてとてもよい最新情報が入りましたのでお知らせいたします。

○鉢植えは用土が疲弊しやすいために隔年の植替え(用土の更新)が必要で、管理の面で大変ですから地植えが良いでしょう。

○地植えの場合はホドイモの項で述べておいでのように高畝にすると排水が良くなり夏季の蒸れによる根(芋)の腐敗が防げます。コンクリートブロックやレンガで囲って高畝にする方法もあります。

また、既に実行しておいでと思いますが、自生地と同じように根の部分が半日陰になるよう7月~9月の間は日覆いをします。これは芋の腐敗防止とともに、地温が開花前に高温になると花芽が開花に至らなかったり、また、結実しないこともあるからです。

○種子を播いて発芽後、双葉から本葉が開いたら移植をしますと、生育が早くなり成株になる本数が増えますので、この時期の移植は必須です。特に厚播きしたときには立ち枯れ病を防ぐためにも移植をお勧めします。注意したいのは、発芽した床と移植する床は別な場所(鉢)にすることです。同じ土では嫌地現象で健全な生育は望めなくなります。

○優良な個体の繁殖はメリクロンの方法は最高ですが、一般にはできないことですので6月初旬の茎挿しが有効です。挿し床は川砂を [米を研ぐ] ように [数回] 洗ったものを使用し、清潔な鉢に入れてから2節をつけて切った茎の下の節の葉を除き、しばらく水に漬けてから挿したら、鉢受け皿に腰水して半日陰に置けば2ヶ月あまりで発根します。川砂を洗うとき2回目あたりに野菜用洗剤を使うと一層清潔な用土になります。

(体験談)平成20年の新芽を挿し木してみましたが、残念ながら私は成功しませんでした。ですので、最近はイモの上の発芽する部分をちょっと大目に切り取って砂に挿します。いずれし、この部分は土があるし食べにくいので、お茶にするくらいしかないのですから。挿してみるとこれは意外によい結果が得られ、腐る事なく大抵次の年に発根して太い根(直径5~6mm)のものが、運が良ければ2本とか出てきます。一番良いのは種から増やすのが数も取れるし数量も取れるし管理がとても楽です。ツルニンジンをみんなで栽培して、それをせっせと食して元気になろうではありませんか。

何しろ、これ以上の薬効の高い植物はないのですから。しかも、とても美味です。

尚、当方山地にて無農薬有機栽培にて各種果樹栽培を試みております。(びわ・さくらんぼ・山桃・プラム・イチヂク・らっきょ・ブラックベリー・ブルーベリー等) 特に、イチヂクに関して(2~3年後)出荷できる規模の栽培をしております。

出典:ツルニンジンと山菜、薬草の『つくしの』